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アホロトール

商店街の熱帯魚専門店がふと気付いたら潰れていたように、いつの頃からか脳味噌がポンコツになっており、そのせいか精神状態がよろしくないように感じる。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がある。その逆も然りだろう。性格や考えかたの癖はそうそう簡単に変えられるものではないから、適度な運動と銭湯に通って、体を整備しているがどうもその逆は然りと言えないようだ。熱帯魚専門店で飼われていたウーパールーパーのようにやる気がなく鬱々とした状態が続いている。だが、やる気がないなりに、意識して今の環境で出来ることをやっている(やる気がなくても仕事はできる)。年歯が進むと体の不具合と付き合っていく諦観を獲得しなければいけないように、このポンコツさという不自由を寛容していく必要があるだろう。だけれど、脳味噌で考えることだけはいつまでも自由でありたい。その自由さは人間の尊厳だと思うからだ。