なんとなく愛知県豊橋市から電車一本で行ける長野県飯田市に遊びに行って来た

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旅のような日常から離れたできごとを他人に共有したいという思いが僕には欠けている。

その感情を最近分析してみたのだけれど、それは他人にここ行ったよと自慢する行為が美徳ではないと感じている。加えて、他人対自分におけるアドバンテージ確保的な意味合いがあるのではと思っている。つまり、自分という人間の情報量が相手より高いことに起因する優越感と言えるのだけれど、まあそれが通用したのは、百年以上昔の話しで、最近は情報量の過多よりもその情報の料理法のほうに重きがあるわけで。脱線気味なので閑話休題。

つい先日、長野県飯田市に行った。理由は特にない。世の中に存在する多くの旅の理由はないと思う。まあ、今住んでいる豊橋市から飯田線で電車一本で辿りつけるという理由があるっちゃあるのだけれど。

14:00に豊橋発の電車に乗って、18:00に長野県飯田市に着いた。鈍行列車で4時間である。

その間何をしていたのかというと、向かい側の席に座る女子高生の太ももと流れる景色と Twitter のリストを眺め、最近はまっている標準アプリであるメモにアプリのアイデアを書き溜めて、人生の苦悩を吐き溜めた。

それでも4時間というのは予想以上に長くて、何故、長野県には周囲に海がないのに「大海」という地名があるのか、何故、山梨県は山しかないのに山無し県なのか、ということを考えた。要するに暇だった。

4時間の長旅の後、長野県の飯田市に着いた。何の観光情報も調べず、宿だけを自宅のネットから予約しただけの馬鹿ものが飯田に現れた。

とりあえず、駅に観光情報マップというのが並んでいたのでそれを入手し、どうやら駅近くに「新京亭」という中華そば屋があるので向かう。中華そば大盛りを注文したのだが、思った以上に大盛りで、たぶんインスタントラーメン3袋分ぐらいの麺を啜った。死ぬかと思った。後悔した。

この飯田という町は、どうやら周囲を山々に囲われた地形のようだった。その位置情報を中学の時に覚えた日本地図と照合し、ここらへんを赤ペンで北から南になぞり、フォッサマグナと書いたことを思い出した。

駅前の商店街を飯田線とは垂直方向に歩くと(つまり、駅前をまっすぐ歩くと)、なんだかいきなり素敵な景色が見えた。

ここが丘の頂上で後は下るだけみたいな。坂道の奥に見えるのは、日本の中心で磨かれる山々である。

ネット予約した宿に歩き着くまでになかなかいい感じの夕陽を撮影した。

僕が泊まったのは、「天空の城」という有名な宿(らしい)だ。

バルス!!!

ビジネスプランで泊まったのだけれど、なんだか眺望の間というなんだか凄い間に通されて、そこがなかなか景色が良くてビビる。

部屋に置かれていた和菓子、名前は忘れたがまろまゆとかまゆだまとかそんなだったと思うが、めちゃくちゃ旨かった。

そして温泉にも入れてなんだか凄く満足したのである。温泉に浸かっている間、紫外線に集まる昆虫をバチッと言わせて瞬殺する機械を眺めた。老後、あれを作りたいと思った。僕ならもっと凄いのを作れそうだと思った。思った。

翌日。

眺望の間に置かれていたパンフレットを眺め、近くの天竜峡という場所で川下りがあるという情報を掴む。

旅の醍醐味はその土地を目的なく歩くというのが僕の信条なので、とりあえず飯田市をなんか南下する。

川沿いを歩いてみる。

よくわからんけれど実に長野っぽいとは思わんかね?

蕎麦が有名らしいので食べようと思ったが、休日だった。小生、落ち込む。

途中で一時間に一本の電車に乗り、天竜峡駅に到着する。腹痛で30分ロスする。小生、落ち込む。

天竜峡にある橋からの眺めは、なかなか景色がよかった。

天竜峡殺人事件とかで使われてそうだなと思って、調べてみるとあったので、僕は就職の選択肢にエスパーを加えるべきかもしれないと真剣(マジ)に思った。

ふと足元になにやら七色に光るものを発見した。遠目には、ルアーか何かだと思ったが、どうやら甲虫の死骸のようだ。こんな綺麗な虫を初めて見たので、写真に撮ってツイートすると、廃墟ブロガーが「これはタマムシだ」と教えてくれた。

他の人間にこんな綺麗なのを見せるまいと思って、タマムシを橋の上から川に投げた。幸せの独り占めである。

さて、天竜峡の川下りである。

船のお尻にエンジンが積まれていたのに若干の落ち込みを見せた僕であったが、楽しむことが出来た。

なにやら前の方でお姉さんが説明しているのであるが、エンジン音で何を言っているのか不明なシーンが多々見られた。

楽しかった(小学生の夏休みの日記じゃあるまいが)。

帰りはそのまま船が到着した港(?)のすぐ傍にある駅から帰った。その無人駅の小屋の中には恐ろしい数の蛾が生息しており、僕の夏休みの研究が蛾の収集であったならば、一日でその課題が終わるであろうほどだった。

また4時間ぐらいかけて豊橋に戻り、そういえば豊橋で豊橋カレーうどん(ご飯の上にとろろをかけて、その上にカレーうどんをかけた食べもの)を食べたことがなかったなと思って、駅で食べた。カレーに豚のいいエキスが染みてて、なんか旨かった。