Mac を無線 LAN 親機にする方法
有線 LAN(Ethernet)接続されている Mac を無線 LAN 親機にすることができる。アプリをインストールする必要なく、「環境設定」を少し触るだけで実現できる。
ここではその手順を紹介。環境は、OS X 10.7 である。
1. インターネット共有(親機)
「システム環境設定」から「共有」を選択。「インターネット共有」にて共有する接続経路を「Ethernet」、相手のコンピュータが使用するポートを Wi-Fi に選択。
インターネット共有ネットワークの構成では、以下の内容を埋める。
- ネットワーク名:適当(複雑な記号は使わないほうがよい)
- チャンネル:適当
- セキュリティ:40・128 ビット WEP(5・13 文字のパスワードを設定)
設定し終わったら、インターネット共有にチェックを入れ、インターネット共有機能を開始する。
メニューバーの Wi-Fi が上矢印になっていることを確認。
ちなみに、SnowLeopard の時は、AirMac と表示されていたが、Lion では Wi-Fi と名称が変更されている。
2. ファイアウォールを切る(親機)
「システム環境設定」から「セキュリティとプレイバシー」を選択。「ファイアウォール」を停止する。
3. Wi-Fi に接続する(子機)
メニューバーにある Wi-Fi を入にする。
メニューバーに表示されてない場合は、「システム環境設定」から「ネットワーク」に移動。左カラムの Wi-Fi を選択し、「メニューバーに Wi-Fi の状況を表示」にチェックを入れる。
Wi-Fi を入にした後、「ほかのネットワークに接続…」を選択する。先ほど、設定したネットワーク名とセキュリティを入力する。
これでネット接続が可能になる。終わったら、親機のファイアウォールを開始することと、Wi-Fi を切にすることを忘れないように。
追記(2012/04/25)
バージョン 10.7.3 では、どうやらこの方法では繋がらないようです。次の記事を参考に設定してみて下さい。