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2013年は、部屋に籠城するのに飽きて旅と散歩をした年だった

もう今年が終わろうとしているのに、今年が平成何年かを答えるのに10秒ぐらい必要だ。

そんな平成25年ですが、これまでの人生で一番散歩をし、旅に出た年だった。それらの行為には、考える行為が付随しており、だから言い換えるならば考え続けた一年だった。しかし、考えたことはすべて自分に関する、他人から見れば些末な事象であるが故に、考えたことのほとんどは忘れてしまった。くしゃくしゃと丸めてゴミ箱に投げ捨てるように、考えたことを放棄した。でも、それはどこか頭の片隅に残っていて、何かの切欠で再利用する。

旅と散歩に関する記録から、2013年を振り返ろうと思う。

旅と散歩

これまでの人生のほとんどの休日は、部屋に籠城し文化を消費することで満足していたが、その消費活動に飽きが来てしまった。パスカル先生曰く「人間の一番の不幸は、部屋でじっとしていられないことだ」。本当にその通りである。

その反動か2013年における土日の内、どちらかは高確率で散歩をした。散歩のルートは決まっていて、家(幡ヶ谷)〜 明治神宮 〜 原宿を歩いた。乾いた雪の結晶が北風を受け地面を駆ける季節。柔らかな桜の花びらが舞い落ちる暖かな季節。その桜に蝉がしがみつき求愛する熱い季節。金木犀が咲き誇り黄色の絨毯が編まれる季節。道中の四季の風景は鮮明に思い出せる。歩いている間は、ただぼんやりと考え、あるいは考えないために黙々と足を運んだ。

また、今年は、旅をする機会が多かった。下は屋久島から上は北海道まで旅をした。航空券を購入し、宿は現地で決める、一人旅でしか出来ない旅だ。登山もこれまでの人生で一番多く体験した。高尾山、三原山、御岳山ロックガーデン、縄文杉トレッキングコース。近場では、江ノ島を2回ほど訪れ、大島をレンタル自転車で一周した。夏に秩父で桜芝を見、冬に北海道で雪の降る白樺林を歩いた。

そのような旅の体験を普段の空いた時間に思い出しながら楽しんでいる。体験で一番最初に思い出せる(=インデックス化されている)のは、苦労していた時である。例えば、屋久島の縄文杉を見るために、朝3時に起きて支度し、朝5時に登山道に入り(もちろん真っ暗だ)、往復9時間歩いた時。大島を自転車で一周している中で何キロも続く上り坂にダウンして、アスファルトの熱と虫の鳴き声に溶けそうになった時。秩父を散策している時に、サンダルで足が擦り剥けた時。そういうシーンから、旅の全工程にフォーカスする。

来年も色々なところに出掛けたいと思う。特に、沖縄には絶対に行きたいな。海外も検討しよう。旅に行く度に、旅は人生における一番の気晴らしだと感じる。

消費した文化

今年は、Kindle/紙媒体で小説を読み漁った。が、読んだ後にほとんど売ったため、何を読んだか思い出すのは少し困難だ。手元に残っているのは、森博嗣著「ヴォイド・シェイパ」。師匠の死をきっかけに山を降りた若い侍の物語。剣を交わす場面の思考の流れが気持よく、何回も読み返した。後、先ほどまで読んでいた國分功一郎著「暇と退屈の倫理学」。自分が最近、退屈について考えていたので手にとった哲学書。自分の中で燻っていた考えを多角的に捉えられるようになった。

アニメ映画をたくさん観たように思う。一番良かったのは、「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」。アニメから映画化された作品の中で素直に楽しめた。配信されるのが待ち遠しかったウェブラジオは、「浪川大輔・宮野真守の GATCHAMAN CROWDS RADIO」。誇張なしに、今年のすべての笑いにおける10%は、このウェブラジオ由来と云える。

ここ数年、碌に携帯ゲーム機をプレイしなかったが、冬に PS Vita を購入し、幾つかゲームをプレイした。圧倒的に良かったのは、「WHITE ALBUM2」。アニメ化されたのをきっかけに購入し、それからの土日および平日の夜の時間をその物語の消費(及び、ルート攻略)に充てた。三角関係を主軸に高校生編、大学生編、社会人編とストーリーが紡がれ、それらのルート(攻略ヒロイン)ごとに、泣いた。今までの人生でコンテンツに触れて、ここまで心が揺さぶられて泣いたのは初めてだった。文句なしにゲーム体験として圧倒的だった。

WHITE ALBUM2 -幸せの向こう側-通常版(特典なし)

音楽は、上記の関係で「WHITE ALUBM2」関係の楽曲をたくさん聴いた。ゆいかおりの marble が良くてずっと聴いた。他は、アニメの楽曲を摘み食いした感じ。2013年から使い始めた iOS アプリは、PocketMovesQuicka2Tweetbot3。iOS で熱中したゲームは、Clash of Clansチェインクロニクル

購入

2009年から愛用していた iMac が春に壊れたため、新型の iMac を購入した。エッジの薄さが 5mm という美しいボディを持った iMac だ。後からメモリを拡張できないためカスタマイズしたものを Apple Store で購入した。メモリを 16GB にし、1TB Fustion Drive にした。何気に人生で一番高い買い物をした。

アプリ開発の仕事で必要なので iPhone5s(シルバー)を購入した。以前持っていた iPhone5 は、iOS 6 アプリのデバッグ用に役割が変わった。5s は、指紋認証の体験が素晴らしいが、5 をもともと持っている人が 5s にする理由は自分の中で感じられなかった。

その他の買い物は、旅の航空券ぐらいだった。ものは壊れるけれど、体験は壊れることなく、今後の人生ずっと味わうことができるので安い買い物である。

スキル

プライベートで iOS・Android アプリを計4本リリースした。仕事で新規アプリを何本か作成し、十数本のアプリを iOS 7 対応した。WordPress プラグインを作成した。レスポンシブ WordPress テーマを作成した。Mac OSX アプリケーションに触れた。電子工作 Arduino を挫折した。PHP 言語で作る能力、HTML + CSS コーディングスピードが向上した。また、簡単なアプリ用素材なら用意できるようになった。

だが、最近、強く感じているのだけれど、プログラムを書く能力とか興味はなんというかここらへんが限界だ。自分は要領良くこなせる才能はあるが、突き詰める才能というか情熱が欠けている。自分の思い込んでいる部分はあるかもしれないけれど、これまでの人生経験上、そろそろ飽きる頃だろう。だから、自分の中の飽きをコントロールする必要がある(例えば、別の言語を勉強するとか)。

来年、何をするか、何を新しく始めるかは、正月に考えようと思う。プログラムは続けるけれど、デジタルから距離を置いたものに興味を持ちたいと考えている。