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何故、仮想通貨ごとに値段がかなり異なるのか?お買い得に見える仮想通貨の時価総額を見てみよう

現在、ビットコインの値段は 100 万円に届いています。凄いですね。一方、イーサリアムは 5 万円、ネムやリップルは、20 ~ 30 円となっています。一見、ネムやリップルがお買い時に見えますが、時価総額を比べるとまた違う見え方ができます。

仮想通貨の発行枚数と時価総額を見よう

仮想通貨は、日本円などの法定通貨と異なり、発行枚数に限りがあります。日本円は、実際のお札や貨幣以外にも、記帳された数字や、債券などのかたちもあるため、枚数では数えられません。また、日銀がその発行量を調整することもできます。

そして、仮想通貨は、時価総額の考えかたがあります。1 枚あたりの値段と、発行枚数を掛け算すると時価総額になります。こうしてみると株式に近いかもしれませんね。

記事執筆時(11/27)の時価総額を見ていきましょう。

仮想通貨時価総額1 枚あたりの価格現在の発行枚数
Bitcoin$162,089,682,904$9703.4216,704,387 BTC
Ethereum$46,000,107,543$479.2495,985,134 ETH
Ripple$9,729,332,794$0.25190638,622,870,411 XRP
NEM$1,978,758,000$0.2198628,999,999,999 XEM

ビットコインは 1,600 億ドル。イーサリアムは 460 億ドル、リップルは 97 億ドル、ネムは 20 億ドルということが分かります。このことから、例えば、ビットコインとリップルは時価総額でいえば桁数が 2 桁、1 枚あたりの価格では 4 桁違うということが分かります。

そのため、1 枚あたりでリップル(XRP)がビットコイン(BTC)の価格に追いつくのは、仮想通貨の市場規模が大きくならない限り難しいことが分かります(その場合は市場規模が 2 桁増えないといけません)。

ですので、お買い得(という表現が適当かはわかりませんが)かどうかは、現在の時価総額を見ていく必要があります

参考