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ビットコインの抱える問題点とこれからの可能性(問題点編)

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ビットコインには、スケーラビリティ問題(単位時間あたりに処理できる取引の量)を筆頭に多くの問題を抱えています。この記事では、その問題点(または危険性、リスク?)について紹介します。

また、ここで挙げる問題点の一部は、ビットコインに限ったことではなく、他の仮想通貨でも見られることを付け加えておきます。

価格変動とデフレ化によって、通貨として使えない

ビットコインは、価格変動が激しく、一日の変動が ±5% あることもザラです。そのように変動が激しい通貨は信用できません。朝、買ったモノが、夕方には 5% 安くなっているのは納得いきませんよね。

これまでビットコインの価格は上昇傾向にあります。そのため、ビットコインを使ってモノを買うという際「後 1 年したら値段が上がっているはずだから、買うのはいいや。将来は今より少ないビットコインで買えるし」と思えるのではないでしょうか?

このように通貨の価値があがり、相対的に買えるモノの価値が下がることを「デフレ」といいます。ビットコインの発行上限数が決まっており、2028 年には上限数の 98% が発行されることも、デフレ化に拍車をかけています。デフレ化する通貨は、誰も使おうとはせずに、貯めこむことが想像できます。

一方、管理されている法定通貨は、基本的に(弱)インフレのほうが良いと言われているため、インフレに向かうように貨幣の供給量が調整されています。インフレであると、貨幣の価値が下がり、それをモノに変えようとする志向が強まるため、経済がよく回るようになります。

マイナーへの報酬が減っていく傾向にあるため、システムが維持されるか不透明

ビットコインはそのシステムを健全に保つために、大量の計算リソースを必要とします(また、それに由来する環境負荷も問題です)。その計算リソースを提供するマイナーは、提供した見返りに報酬がビットコインで貰えます。

報酬が貰える方法には 2 種類あり、この報酬 1 が、将来、問題になります。

  1. ブロック化するときに得られる特定額の報酬
  2. そのブロックに含まれている手数料の総額

現在は 12.5 BTC がブロック生成報酬額となっていますが、これは 4 年ごとに半減し、2020 年には 6.25 BTC、2024 年には 3.125BTC、2028 年には 1.5625BTC となります。つまり、ビットコインの値段が一定だとした場合、4 年ごとに報酬が半減することを意味します。

マイナーはボランティアではなく、そのシステムを維持するために貰える報酬を目当てにしています。そのため、ビットコインで儲けられない日が来た時は、ビットコインを撤退し、別の仮想通貨にシフトすることが考えられます。

維持するマイナーが減り、供給される計算量が減ると、送金に時間がかかる、計算量によって安全性を確保できなくなる、などの問題が発生します。

もちろん、将来ビットコインが値上がりしその半減分を賄える可能性もあります。また、報酬 2 の、ブロックに含まれる取引数の増加(ただしシステム改善が必要)や、手数料の増加もプランとしてはあるため、報酬が上がる可能性はあります。

分裂騒動から見える運営の不安定さ

ビットコインは非中央集権型ですが、そのシステムを維持するマイナーが一極集中しており(マイニングは電気代の安い中国に集中)、これが非中央集権型と呼べるのか疑問の余地が残ります。

ビットコインでは、時間あたりの取引数の向上が急務と言われています。それを解決する手段としてセグウィット(SegWit)が導入されました。セグウィットはブロックの容量を変えずに取引を多く詰め込めるようになる技術です。

ところが、これに中国のマイニング業者が反発し、結果的にビットコイン(Segwit)とビットコインキャッシュに分裂しました(ビットコインキャッシュでは、ブロックのメモリ数を大きくして多くの取引を詰め込めるようになっています)。反発した理由は、セグウィットを導入したビットコインは、彼らのシステムでは採掘に適さないからでした。

この分裂騒動が起きる時は、仮想通貨取引所にもユーザーにも不便が生じます。その間は、送金に使うのは危ないですし、取引所も新しい仮想通貨にシステムを対応する必要があるからです。

このように、ビットコインは非中央集権型ですが、マイニングをナリワイとしている業者の発言力が、ビットコインの運営に関わることが、分裂騒動から見えてきます。

個人的なビットコインに対する意見

ビットコインは、ブロックチェーンという技術を中核に、通貨として実験的に行われてきた印象があります。様々な可能性を見せてくれたけれど、仮想通貨の始祖であるため、そのシステムは古く多くの困難が待ち構えています。今後、送金問題を根本的に解決できるような運営ができればいいのですが、足並みを揃えるのはなかなか難しいでしょう。

現状の価値が上がり続けているから送金に問題があってもとりあえず動かそう、というのは仮想通貨の世界で考えるとお馴染みかもしれませんが、銀行のシステムではまずあり得ない事態です。

ただし、送金問題に関して悲観してばかりではありません。ビットコインはこれからライトニングネットワーク(Lightning Network)やセグウィット 2x(Segwit2x)などで送金問題を解決しようとしています。その話は次の記事で紹介します。

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