Re: ゼロから始める英語再学習
例によって、英語は試験や受験のために勉強していたのだけれど、大学の研究室時代に英論文を読んだり、英語で実験の進捗具合を発表する時に、「ああ全然使えないな」と絶望した記憶がある。それ以来、英語を避けて生きていこうと思ったのだけれど、プログラマになってから英語を読む機会が増えてしまった。
仕方ないから英語の苦手意識を断ち切るのと、世界でも生きていけるように、2016 年下期は英語学習に充てることにした。また、英語を学習するモチベーションを以下に設定した。
- 英語で日常会話を話せるようになりたい
- 英語のドキュメントを(今よりも)読めるようになりたい
- GitHub Issue, Pull request を自信を持って書けるようになりたい
この記事では、7 月の初めから開始した、英語再学習に使っている書籍を紹介する。ちなみに、僕が大学生時代(5 年前)に受けた TOEIC は 460 点だった。
サバイバル英文法 「読み解く力」を呼び覚ます (NHK出版新書)
まず、書店でなんとはなしに手に取ったのがこの新書である。昔、文型を塾の先生に叩きこまれた記憶があるのだけれど、結局それをどのように使うのか分からなかった。
この本には、例えば、第 4 文型(SVOO)の動詞の土台には「与える」という意味が含まれる、と書かれている。これを知っていれば、“My father got me a degital camera.” の get を「えっと、get は、得るだから…」と考えるのではなくて、「与える」意味として考えれば良いことがわかる。答えは、「父は私にデジカメをくれた」である。
数時間で読める一冊だけれど、事ある毎に、この本にはどのように書いていたかを調べなおしている。また、文型の練習は、練習問題を解くのが一番だから、iPhone アプリ 動画英文法 2700 を試している。2700 の問題すべてに、動画の分かりやすい解説があり、まだ初めのほうを終えた段階だけれど、英文の文型を判断できるようになった。
中学英語の総復習 (くもんの高校入試英語完全攻略トレーニング 1)
中学英語を総復習するためにこの本を選んだ。内容は、塾でやった覚えがある懐かしいものだった。説明ページの音読と、問題ページを 2 周して、自分の弱い部分をノートに書き写した。所々、上で紹介したサバイバル英文法と照らし合わせながら学習を進めることが出来た。
英単語は、それ単体で暗記するのではなくて、使えるような形で英単語を覚えるのが定石みたいだ。英単語帳では DUO 3.0 が有名だけれど、今の僕には難しすぎるから、同じような考えかたで作られている本書を最初に学習することにした。本書では、日常で使われる英単語の 90% をカバーしており、「トイレの水を流す」→ “flush the toilet” という形で 671 セット掲載されている。
後 40 ページほどで最後まで記憶し終えるから(もちろん抜けは多々あるけれども)、後は記憶が定着するまで定期的に見返して確認するのと、英語 → 日本語の変換を音源ファイルを聽きながらトレーニングする予定だ。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
日本文 → 英文の音読変換を素早く行うことにより、英文を口を衝いて出る状態に持っていくための一冊。大学生時代にも挑戦したけれど、途中で続かなくなってしまった。今は、なんとか 2 周し終えた段階だけれど、まだまだ覚束ない状態である。今後も継続して頑張りたい(が、普段使わない喉を酷使しすぎたせいか、喉の調子があまり良くない)。