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ビットコインを送金するときの確認・承認・Confirmation とは何なのか?

bitcoin

bitFlyer でビットコインを送金するときの注意書きには、以下のように書かれています。

・ ビットコインの外部からのお預入はセキュリティーのためすべてチェックされます。最短 1 時間、最長翌営業日までかかることがあります。

この最短 1 時間というのは、どういう根拠のある数字なのか気になりませんか?

「未確認」を確認しよう

ビットコインを A から B に送金したとき、トランザクション ID が付与されます。そのトランザクション ID を chainFlyer などのウェブサイトに貼り付けると、そのトランザクションの現在の状況が分かります。

試しに、chainFlyer のサイトに行って、上から降ってくる金平糖みたいのをクリックしてみてください。恐らく「未確認!」という赤文字が表示されていると思います。

これはまだ、トランザクションがまだブロックチェーン上に記述されていないことを意味しています。ブロックと、ブロックチェーンに関する説明は、以下の記事に詳しく書いています。

ちなみに、記事タイトルの「確認・承認・Confirmation」は、すべて同じ意味です。

「未確定(1 確認)」と「確定」を確認しよう

次は、トップページにある一番左にある最新ブロックの中にある取引と、6 個目にあるブロックの中にある取引を確認してみましょう。

一番左のブロックは「未確定(1 確認)」です。

6 個目にあるブロックは「6 確認」となっていて、未確定ではありませんね。

ここから分かるように、取引が含まれているブロックがどれほど古いかによって、確認の数が変わります。ここでまとめておきましょう。

  • ブロックにまだ含まれていないトランザクション → 未確認
  • 最新順で 1 個目のブロックのトランザクション → 未確定(1 確認)
  • 最新順で 2 個目のブロックのトランザクション → 未確定(2 確認)
  • 最新順で 3 個目のブロックのトランザクション → 未確定(3 確認)
  • 最新順で 4 個目のブロックのトランザクション → 未確定(4 確認)
  • 最新順で 5 個目のブロックのトランザクション → 未確定(5 確認)
  • 最新順で 6 個目のブロックのトランザクション → 6 確認

ひとつのブロックを生成するのに、10 分かかるため、未確定でない状態となるまでは、10 分 x 6 確認 = 1 時間となるわけです。先程の最短 1 時間とは、ここから導かれた数字というわけですね。

6 確認は、ブロックチェーンに含まれて時間が経っているため、改ざんが難しい、ということが保証されています。

ビックカメラはビットコインで支払いできるけれど?

現在、ビックカメラではビットコインが使えますが、上記で見てきた限りだと確定するには 1 時間かかります。これでは会計に使えませんよね。どうやらビックカメラでは、ビットコインでの会計は 10 万円までという制限の代わりに、0 確認で取り扱っているようです。

抑えておきたいポイントをさらにまとめ

  • ビットコインのブロックが生成されるのは 10 分ごとである
  • ビットコインは、古いブロックほど改ざんする難易度があがる
  • 何故ならブロックを作る際に、多くの計算リソースをつぎこんでおり、計算結果でそれぞれのブロックを糊付けしているから
  • 取引所などによるが、ブロックチェーンに含まれて、時間の経った取引(ここではブロック 6 個)は、その取引の正当性が保証される