仮想通貨のクレジットカード決済は便利だけれど、手数料が高め
仮想通貨を買うためには、仮想通貨取引所の指定口座に振り込んで日本円で買うか、クレジットカードで直接仮想通貨を買うことが出来ます。
購入速度から見るとクレジットカード決済は魅力的だが
銀行口座は手数料もありますし、送金に時間がかかるため、仮想通貨が急に値上がりして波に乗ろうとしたとき(もしくは値下がりして買いどきだと判断したとき)は、時既に遅し、ということもありえます。
特に、仮想通貨取引所の指定する銀行口座が、自分の銀行と違う場合は、全銀ネット経由なのでさらに時間がかかります。→ 仮想通貨の普及により全銀ネットは消えてなくなる?全銀ネットとは?
ですので、クレジットカードで直接買えるのは速度面から見ると、魅力的です。さらに、クレジットカードのポイントが貯まるため、一見、クレジットカード決済最強!と思ってしまいます。
少し冷静になって、クレジットカード決済をする前に、取引所が提示している価格から、その隠れた手数料を確認しましょう。
クレジットカード決済の隠れた手数料
Coincheck の「クレジットカードで買う」に来ました。ビットコイン 30 万円分をクレジットカード決済で買う時、記事執筆時では、30 万円 = 0.36974825 BTC となっています。
一方、日本円で「コインを買う」場合は、0.36974825BTC = 277,490 円となっています。
その差額 22,510 円です。30 万のうち、2 万円が手数料というのは結構でかいですね。比率にすると、「クレジットカードで買う」は「コインを買う」に比べて、1.08112004 倍高いです。
銀行振込の手数料
ただし、銀行振込にも手数料が掛かります。Coincheck では、銀行振込とコンビニ入金、クイック入金が使えます。
それぞれの手数料は(ここでは 30 万円の時)、他社への銀行振込だと 432 円、コンビニ入金は 1,000 円、クイック入金は 1,000 円となっています。
銀行振込にも手数料が掛かることがわかりますが、クレジットカード決済に比べると、微々たるものだとわかります。
クレジットカード決済をした時の制限
また、クレジットカード決済をした時の制限にも触れておきます。Coincheck 並びに他の仮想通貨取引所でも同様の制限があります。
クレジットカード決済で購入したコインを送金および、売却して日本円出金するには、以下の条件を満たす必要があります。
・クレジットカード決済でコインを購入してから 1 週間程度経過していること
つまり、クレジットカード決済で買ったコインは 1 週間は動かせないことになり、もし、暴落しても指を加えることしか出来ないということです。
以上をまとめると、余程のことがない限り、クレジットカード決済は使わないほうがいいことがわかりますね。
また、売り買いするときにも手数料を気にしておきましょう。→ 仮想通貨を売り買いするときに注意したい値段の差(スプレッド)